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入来花水木会 | ||
令和3年度第2回目 「県の景観アドバイザー制度による入来麓の視察」(メモ) |
令和3年10月6日(水)16時~18時 アドバイザー : 石田尾博夫先生(第一工科大学名誉教授) 参加者 : 11名(会員9名・北薩振興局1名・アドバイザー1名) |
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(2)あゆの打網をしていた。3~4尾獲って帰るのを見た。打網の見られる重伝建地区。 ※S:強み(Strength) (3)電柱や電線が見られる(2つの写真を提示されていた。) ※ W:弱み(Weakness) 根のある木(例えば茶、柘植など)の植生による修景。 外からは見えないように、内からは見えるようにする。 ※植生(しょくせい)=ある地域を覆っている植物体の総称。 ※修景(しゅうけい)=都市計画や造園で、自然環境と統合し、景観を美しく整えること。地形の改変や 植栽などを含む。 (4)石組の辻 5本。回遊 (観光客の回遊は)、1時間半はもたない。 対流(※両方向、人の動き)、休憩+交流 (5)観光案内所 First Contact(※第一接触) 現在の観光案内所は通りに対して直角の方向を向いた建物である。通りに平行なのが好ましい。 (6)一つでも空地(空家)があると・・・(※全体の阻害になりうる)。 ※W:弱み(Weakness) (7)カワセミを観察撮影しているのに遭遇した。 カワセミが観察できる重伝建地区。※S:強み(Strength) シャッター音の靜からカメラを使っていた。プロのカメラマン。 プロ、成熟した人の訪れる重伝建地区。 ※玄人好みの重伝建地区 S:強み(Strength) (8)SWOT(スウォット) ※SWOT(スウォット)分析は、内部環境と外部環境それぞれに由来する要素を洗い出し、現状を分析 していく手法。古典的な方法ではあるが、自社(わが重伝建地区)の可能性や見逃していた強みに 気づかせてくれる手法ともいえる。 ※現状を知るためのSWOT分析 マーケティング戦略を検討する際には、まず自社や自社の製品・サービス(わが重伝建地区)の強みと 弱みを知り、さらに市場の状況や競合の動き(観光客の特性指向、動き)などを知る必要がある。 SWOT分析とはこうした現状を知るために用いられる分析手法である。 ※〔SWOTの各要素〕 S:強み(Strength)/自社や自社製品・サービスに好影響を与える内部環境の要素 W:弱み(Weakness)/自社や自社製品・サービスに悪影響を及ぼす内部環境の要素 O:機会(Opportunity)/自社や自社製品・サービスに好影響を与える外部環境の要素 T:脅威(Threat)/自社や自社製品・サービスに悪影響を及ぼす外部環境の要素 みずからが抱える「内部環境」と、市場の状況(観光客の特性指向、動き)といった「外部環境」の 要素をプラス面とマイナス面に分け、それぞれ分析を行う。そして、弱みを改善して強みを活かし、外部 環境にもフィットしたマーケティング戦略の立案へとつなげていく。 (10)風がなくなってはダメ 風景、風土、風情、風味 (11)屋久島はなぜ人気になったか ①藩政時代に役立つ屋久杉は伐採されて藩に供出された。建材として役に立たなかった、伐採されずに 残った樹齢何百年、何千年の杉が今の観光資源になっている。 ②地元のBack up ③屋久島の高校(屋久島高校)には、観光、環境コースがある。 (12)住んでいる人の意識以上の町はつくれない。共通認識。 できることを、できるときに、できる方法で、行う。 (13)案内板・・・・設置場所が大事。見る人(観光客)の目線にたったもの。 (14)成熟した町、一朝一夕には作れない町 = 地場の力。 ※ S:強み(Strength) 即効性の町=これは、工業製品である。 (15)誇り(プライド)による町づくり。 (16)(入来麓は)歩きながらが基本の重伝建地区である=匂いなとを含めた全感覚で感じる。 団体だとそれが薄れるのが課題。 (17)まとめ ・今ある自然を守る。 ・大きな変更はやらない。 ・いっきに大きな変化をやると景観が崩れる。 ・(従来にない建造物bなど)は災害時に阻害物となる可能性がある。 (18)PFI(Private Finance Initiative) ※公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新し い手法。民間の資金、経営能力、技術的能力を活用することにより、国や地方公共団体等が直接実 施するよりも効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる事業について、PFI手法で実施する。PFI の導入により、国や地方公共団体の事業コストの削減、より質の高い公共サービスの提供を目指す。 (19)PPP(public–private partnership、官民パートナーシップ ) 小さな政府を志向し、「民間にできることは民間に委ねる」という方針により、民間事業者の資金やノウ ハウを活用して社会資本を整備し、公共サービスの充実を進めていく手法。具体的には、民間委託、 指定管理者制度、PFI、民営化など。 (20)教育の機能 鹿児島大学や第一工科大学などの学生との交流。=関係人口。卒業研究のテーマ、 ※地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面している。こうした 課題に対し、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる者 である「関係人口」に着目し、地域外からの交流の入口を増やすことが必要だと考えられる。(総務省 モデル事業の取組事例のページより)。 (21)(入来麓は)冬場がどうなるのでしょうか? |
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文責(メモ者): 入来花水木会 事務局長(当時会員) |
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