入来花水木会  
 報告
山城研究会
(薩摩川内市市民活動支援金採択事業)
     
 令和4年度の『県の景観アドバイザー制度による入来麓の視察』( 2023年3月12日(日)実施、アドバイザー : 東川隆太郎氏)において、現在、山城(清色城)の曲輪の配置が分かる地図を掲載した観光用パンフレットが無く、その必要性を指摘された。そこで『山城パンフレット』の製作を目指して、令和5年度の活動の一つとして『山城研究会』の開催することになった。年に4回ほどの会合を開催し、パンフレットのデザインと業者への見積り依頼までを目標にする。
第1回山城研究会
日時 : 2024年7月7日(日) 13:30 ~15:00
場所 : 薩摩川内市清色地区コミュニティセンター
出席者:(敬称略)
 本田幸親(入来郷土研究会副会長)、本田憲證(入来麓伝統的建造物群保存地区保存会会長)
 入来院久子(入来花水木会会長)、下土橋渡(同事務局長)、米森美寿男(同会計監査)

次第
 1.開会
 2.あいさつ(会長)
 3.山城研究会発足までの経緯について(説明、事務局長)
 4.目標および年間スケジュール等について(説明、事務局長)
 5.以降フリートーキング
 6.閉会
〔配布資料〕
 事務局よりA4(白黒)4枚、A4(カラー)3枚の資料を配布した。
結果

(1)今後の開催日時は、9月、12月、2月の第2月曜日の13:30~15:00とする。場所は、薩摩川内市清色地区コミュニティセンター。

(2)山城パンフレットが出来たあかつきには、入来麓観光案内所に置いて、観光客に使ってもらうわけだが、有料にして買ってもらえるだろうか(有料にするかどうか要検討)。

(3)等高線を入れて高低差がわかる地図に、曲輪(くるわ)の配置を描いて、それに説明を添えたものだったら分かりやすいだろう。

(4)現在山城の堀切入口に設置してある『国指定史跡 清色城跡案内板』は「地形に沿った形の縄張り図がちゃんと載っていて、山城マニアもある程度納得できるぐらいの内容の看板になっているので、案内板の山城マップ(下の写真)をそのままパンフレットに載せたら良いのではないか」と東川隆太郎氏はコメントしている。

(5)旧入来町教育員会が2003年3月に発行した『清色城と入来麓武家屋敷群』という冊子が参考になる。現在の『国指定史跡 清色城跡案内板』の山城マップもこの資料を基に作成されている。
 ※ この冊子の関連ページをコピーして山城研究会のメンバーに配布するので、次回の研究会(9月9日(月))までに目を通してもらう

(6)鳥瞰図的なイラストを描いたマップを添付できれば、素人にも立体感がつかめて良いのであるが。
(7)地図を描ける方を知っている知人はいるが。

(8)伊作城跡散策マップ(鹿児島県吹上町日新公顕彰会発行)が参考になるので、日置市観光案内所(伊集院駅前)で入手する。

(9)また志布志城(志布志湾に臨む高台にある内城、松尾城、高城、新城の四つの城で構成されていた)については、鹿児島県歴史資料センター黎明館に、志布志城(内城)跡復元模型(ジオラマ)が展示してある。清色城跡についても同様の復元模型が欲しい。

(10)山城パンフレットは、A2サイズ(両面使用、オールカラー)を8つ折りにしてA5サイズにしたものを製作目標にする。現在入来麓観光案内所においてある『日本遺産 薩摩の武士が生きた町 ~ 武家屋敷群「麓」を歩く ~』(日本遺産「薩摩の武士が生きた町」魅力発信推進協議会事務局発行)を参考にしたらいい。

(11)清色城跡の写真については、『清色城跡と入来麓』(2023年8月、薩摩川内市教育委員会教育部社会教育課発行)の写真を使用させてもらえないだろうか

(12)山城パンフレットは、入来麓伝統的建造物群保存地区保存会と入来花水木会の共作し、必要によっては、薩摩川内市教育委員会に監修をお願いしたらどうか。

【参考になるサイト】
(1)伊作城の写真:鳥瞰図 → https://kojodan.jp/castle/1589/photo/55007.html
(2)ついに完成!実物大で楽しめる<戦国志布志タイムトリップ360度映像>『志布志城1536』!
                  → https://shirobito.jp/article/1839
(3)志布志城(内城)跡復元模型(「鹿児島県歴史資料センター黎明館」展示)
                  → https://sirohoumon.secret.jp/shibusi.html

第1回山城研究会の様子   今後参考にする図書・資料 
堀切入口に設置してある『国指定史跡 清色城跡案内板』に描かれている山城マップ

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